あらたな試みとして、フェイスブックの映画グループに投稿した映画鑑賞メモをまとめてこちらに転載します。
まずは8月に見た作品からのセレクト。
「ウォーターワールド」
地球の大部分が海に沈んだ世界での冒険と闘いを描いたSF作品。
廃墟感あふれる洋上の要塞や船舶、ローテクだけどそれなりに工夫をこらした武器の数々、パンキッシュだけどどこか憎めない悪役たち‥‥
なんだか「マッドマックス2」をそのまま海の上に持ってきたような印象ですがそれなりに楽しめました。
「ベイビーわるきゅーれ」
アルバイト感覚で殺しを請け負う少女2人のストーリー。「テルマ&ルイーズ」のコギャル版というところでしょうか。
ユーモラスで力の抜けた主人公たちのやりとりがなんともユニークで、暴力的なシーンとの落差に脱力してしまいます。激しいバトルアクションもしっかりこなしてるし。
日常と地続きの感覚で人が殺されてしまうあたりがいかにも刹那で現代的ですが、あくまでフィクションとわきまえて楽しめば罪はないかと。
ベトナム戦争を舞台にした映画を撮影している役者たちが本ものの戦闘に巻き込まれるアクション・コメディ。
この作品そのものが「地獄の黙示録」や「プラトーン」のパロディとして観ることができそうですが、ほかにもトリビアな映画ネタが随所に仕込まれ、映画ファンならニヤリとしそう。
主演のベン・スティーラーが監督・脚本もつとめています。才人ですね。
こんな映画を見ているとどこかへふらりと旅に出たくなりますねー。南米の風景が素晴らしい!
ただし若かかりし頃のゲバラたちの旅はやや過酷すぎますが。
バイクで何度もコケて徒歩で砂漠を横断し、しまいにはアマゾンの大河を泳いで渡る。ムチャやりすぎですw
ま、それが若さの特権かもしれませんね。
「ロボコップ」(2014年版)
痛快B級アクションだった前作にくらべ今回はダークな雰囲気に仕上がりました。
緊迫の中東情勢をからめた冒頭のエピソードから始まり、治安維持にロボットを使用することを制限する法案、それを撤廃するためマスメディアを利用して世論操作を画策する企業など、現実的な社会問題がストーリーに重くのしかかります。
今回のロボコップは妻子持ち。家族へ残した思いが足かせとなっているのか活躍ぶりもやや精彩を欠いている感じです。まあそれはそれで苦悩するヒーローの人間味をにじませ、作品として成熟味を増しているかなと。
‥‥‥以上、次回は8月の後半です。
画像はテレビ画面をスマホで撮ったものをそのまま使用しています。劇場で観たやつはそういうわけにいかないのでネット上の画像などを拾って使わせていただいてます。映画泥棒じゃありませんので念のため。