日常ゴーゴー!

取るに足らない日常の記録にただただ徹するブログ。

作家の記念館めぐり。

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関東が大雪になるのではと予報が出た金曜日、

静岡県湯河原まで車を引取りに向かう。

早朝埼玉を出発するころはたしかに不安な天候だったが、電車で横浜を過ぎるあたりから徐々に回復、雲の隙間から日差しがこぼれ始めた。

鈍行列車で3時間かけて湯河原到着。駅前はちょっと前の温泉街の空気を残していて、立派な駅ビルが建ってしまった熱海よりも情緒が感じられる(写真)。

湯河原へんは車ではよく通るけど、いつも真鶴道路とか海沿いばかりで駅前はほとんど来たことがなかった。古い喫茶店やお土産屋さんが並び、のんびり散策したくなる町だった。

でも今日は仕事優先で渋々と客のところへ向かうバスに乗る。ほんと残念。

湯河原は以前添乗員をしていた頃にみかん狩りのツアーなどでよく来ていたのでバスの窓からの風景がなんとなく懐かしい。もう15年近く前なのでだいぶ変わってはいるのだろうけど。

バスはどんどん山あいへと入っていく。ぼんやりと窓の外を見ていると「西村京太郎記念館」と看板の出た建物がちらりとかすめた。

西村京太郎って、あの作家の…?

建物ははるか後方になってしまったが、急いでスマホで調べてみる。

西村先生に関する資料がたくさん展示されていて、館内の写真を見ると巨大な鉄道模型ジオラマもあるらしい。さすが鉄道ミステリーの第一人者!

つい先ごろ惜しくも亡くなられてしまった西村先生、生前この地にゆかりがあったのだろうか。

行ってみたい、ぜひこの目で大スケールの鉄道ジオラマを見てみたい!

お客のところから記念館まで車で10分ほどだ。車を引き取ったらその足で寄ってみよう。

ふだん風光明媚な土地まで来ても、次の仕事があるので観光どころか車を停めて食事すらめったにできず、常に追いまくられている。

今日はスケジュールに余裕があるので30分ぐらいなら見学可能だろう。

と気分が盛り上がったところで、検索で出てきた情報をもう一度じっくり見てみると「西村京太郎 閉館」というワードが。

コロナの影響により1、2年前から休館しているが現在も再開の目処は立っていないらしい。

うーん、これにはがっかり。

たしかに帰りにもう一度記念館の前を通ると駐車スペースにはチェーンが張られていた。いやー、ぬか喜びさせられたー。

まあ、こんなもんでしょう。グーグルのナビで見つけたスポットが実際に行ったらとっくに営業終了してたとか、よくあることです。

代わりにといってはなんですが、湯河原から湘南方面へ海沿いのコースをとって茅ヶ崎にある開高健記念館に立ち寄った。

国道134号からサザンの歌にもあるラチエン通りへ入ると、左手の小高くなった場所に記念館がら見える。もともと開高氏が暮らしていたお宅を改造したもので生前執筆に使われていた書斎なども見学できる。

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ここまで書いてもしやと思いチェックしてみると、最初にここに来たときのブログがしっかり残ってました。たぶん同じアングルで写真も撮ってる。https://nanasee.hatenadiary.jp/entry/2022/08/13/195958

なので以下略。マンネリで同じことばかり書いててすみません。

今回は2度目の来館ということもあり奮発して1000円の図録も買った。運営がきびしくて閉館とかしてほしくないからねー(笑)。

というわけで働いてるのか遊んでるのかよくわからない仕事です。

(記念館めぐりと言いつつ一ヶ所しか入ってないのでタイトルに偽りありだな)