日常ゴーゴー!

取るに足らない日常の記録にただただ徹するブログ。

開高健記念館と湘南t-site。

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前回の続きです。

 

お客さんのクルマを引き取って熱海を出発。

 

会社がさいきん経費節約にうるさいので高速や有料道路は使わず、一般道を海岸づたいに湘南まで戻ってきた。

 

このあたりは夏場は渋滞するので有名だが、まだ夏本番には少し間があるせいか道路は順調だ。

 

時間に余裕もあるし少し寄り道することにした。

 

茅ヶ崎には作家・開高健の記念館がある。

 

生前の作家の自宅を改装したもので、生の原稿や復元された書斎などを公開している。

 

数ヶ月前、やはり仕事でこっちの方へ来たときにも立ち寄ったばかりだが、たまたまいま「輝ける闇」を読んでるし、もう一度入ってみる気になった、

 

海沿いの国道から記念館のあるラチエン通りへと入る。たしかサザンにも「ラチエン通りのシスター」という曲があったなー。

 

残念ながら記念館の門は閉ざされクローズの看板。

 

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また次の機会に、とその場をあとにした。

 

何か立ち寄りスポットはないかと走り続けていると「湘南t-site」の看板が見えてきた。

 

湘南t-siteには内装や品揃えがハイセンスなことで名高い「蔦屋書店」も入っている。

 

いったいどんな本が揃っているか興味を惹かれ見ていくことにした。

 

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店内にはオシャレな雑誌がテーマ別に並び表紙を眺めているだけでも楽しい。

 

書籍はジャンル別に小部屋のようなスペースに収められていてその多種多様さに圧倒される。

 

蔦屋書店の大きな特徴としては、書籍や雑誌以外にも文具やカバン、インテリア雑貨などを扱うコーナーが充実していることだ。

 

ここへ来れば知的レベルはもちろんのことライフスタイル全般にわたってハイソでシャレオツになれそうだ。

 

とはいえお値段のほうもなかなかで、とても気安く買えそうにないのだが。

 

飲食、カフェスペースもたっぷりと広く、買ったばかりの本を開いてコーヒー片手に読書に専念できそうだ。

 

僕の地元からすぐの千葉県流山にも蔦屋書店があってたまにのぞいているのだが、残念ながらこの湘南t-siteのお店に比べると同じ蔦屋書店とはいえ若干見劣りがする印象だ。

 

はじめは一部の書店でしか手に入らないような専門的な書籍も多数取り揃えていたがあまり売れなかったらしく、しだいにどこにでも置いてあるようなありふれたラインナップになってきた。

 

また新たに千葉の特産物コーナーみたいのができて袋入りのピーナッツが山積みになってたりする。これって本とあんまり関係ないやん。そこだけ田舎の道の駅みたいになってる。

 

結局、売れ筋などを分析した結果こうなったのだろう。それはそのまま近隣住民の趣味嗜好等を反映しているといえそうだ。

 

千葉の蔦屋書店では本よりもピーナッツの方がよく売れてる、なんてことがあったとしたらちょっと恥ずかしい。

 

さすが、湘南に住んでる人たちには勝てないと妙な敗北感を覚えながら帰途についた。

 

次回また時間に余裕があるときに、ゆっくり店内を散策してみたい。