毎週水木と連休をとっているが、今週は金曜に予定があるので木と金の休みを入れ替えてもらった。
なので今日水曜は1日かぎりの休日。とくべつ遊びに出かけようという気にもならず静かに過ごす。天気もあまりよくないし。
スピルバーグの出世作「激突！」を久しぶりに見た。ずいぶん前にDVD買っといたのだが、その前にTV放映とかを見てるので一度もパッケージを開くことはなかった。
今回久しぶりに見て、ずいぶんこまかくカット割りされているのに気がついた。
走る車やドライバーの表情などは当たり前として、こまかい車の部品やメーター類、手先、目のアップなど、執ようなまでにカットが重ねられる。
このこまかいカット割りのおかげでトラックが追っかけてくるだけの単純なストーリーが、積み重ねたショットで心理的な恐怖がしだいに高まっていく。
これは作品が作られた時代のせいもあるのだろう。最近はテンポを重視しているのか、アクションシーンにこんなにさまざまなカットを挿入している作品にはあまりお目にかからない。
ま、そのぶん多少テンポがのんびりして感じられるが当時としてはそれほどでもなかったんだろう。時代の速度が今はどんどん早まっているようだ。
特典映像でスピルバーグ本人が撮影の裏話などを語っているので作品への理解度も深まるだろう。
こんなふうにむかし好きだった映画を見るとあらためて自分の指向みたいなものがはっきり確かめられた気分だ。
手元にはもう一度見たいと思いながらそのままになってるDVDが死ぬほどある。自分にとっては基本中の基本みたいな作品だがそれだけに逆にあまり見返す機会もない。新作を見るのに忙しかったりする。
自分にとってルーツとなるこれらの作品をもう一度見返しておきたいと思う。このまま死んだらひどく後悔しそうだから（笑）。
