日常ゴーゴー!

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「ベイビー・ブローカー」観賞。

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週のまんなか水曜日。今日は休日。

 

朝イチで図書館で借りたDVD「82年生まれ、キム・ジヨン」を見始める。

 

嫁と姑問題、ダンナの実家問題など、かの国も日本と同じような事情を抱えているようだ。あちらは儒教道徳に厳しいお国柄なのでなおさら深刻かもしれない。

 

82年生まれといえば韓国の発展とともに成長してきたわけで、先行世代とのジェネレーション・ギャップも根深いものごありそうだ。

 

途中で寝落ちしてしまい半分ほどしか見ていないので後半もじっくり見てみたい。

 

二度寝から覚めたのが午前10時ごろ。休日とはいえこれといった予定もなく、午後はTSUTAYAへのレンタルDVD返却、コンビニへ行って楽天の通販支払いなど雑用の消化につとめる。

 

3時から近所のシネコン是枝裕和監督の話題の作品「ベイビー・ブローカー」を観た。

 

今回是枝監督が題材に取り上げたのは、赤ん坊の売買というなかなかに刺激的なモチーフだ。

 

社会や人間の暗部をするどく抉るような作風にすることも可能ではあったろう。

 

しかし是枝監督はそれを良しとしなかったのか、映画はほのぼのしたハートウォーミングな雰囲気に仕上がった。

 

ま、これが是枝監督の作家性ということなんだろう。どんなに世の中からはずれた人間でもけして根っからの悪人には描かない、むしろ寄り添っていこうとする姿勢。

 

母親が我が子をアパートに置き去りにする「誰も知らない」、赤ん坊が取り違えられたまま成長する「そして父になる」、社会の弱者たちが法の隙間をかいくぐりながらサバイバルしていく「万引き家族」。

 

一見深刻な悲劇でありながら、どこか肯定的で救いを感じさせる。

 

そして監督がライフワークとして追い続けていると思われる擬似家族というモチーフが今回の「ベイビー・ブローカー」にも取り上げられている。

 

個人的にはもう少しハラハラドキドキ感があってもいい気もしましたが。地味で静かなシーンが続くのでここでも何度か寝落ちしてしまった。

 

映画を観るのに体調も大事。日ごろの疲れが溜まってるといい映画も楽しめない。

 

夕方には帰宅。さーまた明日から仕事だ。