1日の仕事を終え帰宅したら、夕食がミートソース・スパゲティだった。
そういえばミートソースのスパゲティなんて、ここ最近ほとんど食べていなかったと思い当たる。
ピザやパスタの専門店に行くと、カルボナーラだのペペロンチーノだの小洒落たやつはふつうにあるけれど、ミートソースはまずお目にかからない。
だいたい「パスタ」というより「スパゲティ」って呼んだほうがしっくりくるもんなー、ミートソースは。
ひょっとしたらミートソースは本場イタリアから到来したものではなく、日本独自で開発されたのかもしれない。あとでネットで調べてみるか、ミートソースの発祥について。
どちらかといえばイタ飯系の店よりも、街の喫茶店とか食堂の軽食メニューにありそうな気がする。それも昭和の時代からやってる庶民的なお店あたりに。
昭和といえば僕のガキンチョ時代、うちで出るスパゲティはかならずミートソースだった。というよりミートソースがかかっているのがスパゲティなのだ、というのが子ども時代の僕の認識だった。
いつからか大人になるにつれ、スパゲティ(パスタ)の種類は増えていったけど、かんじんのミートソースはあまり食べる機会がなくなってしまった。
昭和が遠ざかるとともにミートソースも失われていくのかもしれない。子供のころの思い出の味になっていくのだろうか。
もちろんスーパーに行けば缶詰入りのが売ってるだろうし、昔ながらの喫茶店ではまだメニューにあるだろうけど。
今度、ミートソースを探して昭和レトロなカフェをめぐってみようかな。