お正月もぼちぼち終わりだ。
毎年のことだがはじめは時間がたっぷりあるように思えても、意外とあっけなく過ぎ去ってしまうのが正月という1年でも特別な時間だ。
今年はとくに元旦から地震、飛行機事故と大きな不幸が続き、TVのニュースなどにどうしても注目しないわけにはいかず、世間の流れに否応なく巻き込まれた感がある。いつまでも正月気分にひたってる場合じゃないと追い立てられているような気分になる。
世間はぼちぼち仕事始めだが、会社に無理やり休みを延長してもらい福島の海沿いに一泊旅行にきた。この日しか宿がとれなかったのだ。
高速を大洗で降りて海沿いに下道を北上。
日立のあたりでレストランを見つけ昼食に入ったら、たまたまとなりに大きな神社があって、参拝の人や車がおおぜい詰めかけている。食後さっそくお参りへ。
境内の脇の石段を下ったところに神社の名の由来らしい大きな泉があった。澄んだ水のまわりを一周。
太い木の根っこ?みたいな置物か展示してあり、その形が今年の干支の龍の頭にそっくり。そういえば自分は今年年男なので、なんとなく縁起がいい。
思いがけなく初参りもすませ、さらに北上。道をはずれて小さな漁港に立ち寄ったりする。
このあたり、建物のあとみたいな更地やコンクリートの基礎があちこちに残っている。もしかしたら東日本大震災のときに津波の被害にあったのだろうか。
まだ明るいうちに本日の宿に到着。3階のテラスから遠くに塩屋崎の灯台が見える(トップの写真)。夕食前に温泉につかると、浴場の窓からやや日が傾き始めた太平洋が一望できた。
いつものようにとくにこれといった観光名所もまわらなかったが、煩わしい日常から逃避するのがメインの目的っちゃ目的だ。
慌ただしい年明けに備え、静かに過ごしたい。