中古車業界の大手、ビ●●モーター社が不祥事を起こす。
以前いた陸送会社はここの仕事をおもに請け負っていた。
あの会社も今回の一件でだいぶ仕事が減るだろう。大打撃だ。
いま行ってるとこは別の会社の中古車を運んでいる。ビ●●モーターに見切りをつけた客がこっちに流れてきて仕事が増えるのではないか‥‥そんな希望的観測をしているが、これ以上忙しくなるのもカンベンしてほしいような。
今日も群馬県のとある町へ引き取りに行く。
前もってGoogleマップで経路を調べたら、駅からバスに乗って降りたところから3〜40分歩くらしい。
この炎天下をそんなに歩くとは。ほぼ熱中症確定ではないか。
もう少し調べると、引き取り先までバス降りてから7分という路線が見つかった。ラッキー。小躍りして喜んだ。
ただしこのバスに乗るには駅で1時間以上待つらしい。
駅からすぐバスに乗り、30分以上歩くか、駅で1時間以上待って7分歩くか。
やはり自分の身体が大事ということでバス1時間待ちを選んだ。帰社が遅くなり会社から怒られそうだが。
大宮から長時間高崎線に揺られ、県境を越えてやっと目的の駅に降りる。
駅前、見事に店一件もない。駅舎の中にベンチが並んだ待合所があるだけ。
屋根の下で直射日光を防げるのはここしかない。冷房はきいてないが改札口を風が抜けていくのでどうにか耐えられそうだ。
腰を落ち着け、ブログを書きながら30分以上経過。座ってるだけでサウナのように汗がにじみだしてくる。
駅を出たとこにアイスの自動販売機があった。ほかに店もないのでそこでアイスを買ってくる。
待合所には僕のほかにもやはりバスを待ってるらしい母子連れがいる。
男の子は小学校低学年ぐらい。暑さをじっとこらえている様子だ。
うーん、この子の見てる前で自分だけ冷たいアイスを食べるのは気まずい。
母親もついてるんだから、その気になればアイスぐらいいくらでも買えるだろうとは思うのだが。
むかし僕が子どもの頃、友だちと一緒にいて、たまたま見つけたお店で駄菓子を買おうとすると、そばにいた母親から「いけません」と止められた。
駄菓子を見た子が欲しくなって、お金を持っていなかったらかわいそうというのだ。
なんでその子のためにこっちが駄菓子を我慢しなきゃいけないんだ、とあとあと理不尽な気持ちになったのを覚えている。今はそんな謎の躾をする母親はいないだろう。
昭和の貧しいガキだったころを思い出しながらアイスをかじる。チョコレート味がほろ苦い。
ブログを書いてるうちに夕方5時をまわる。
陽が傾いて風も少し涼しくなってきた。バスが来るまでもう少しだ。