「リベンジ消費」という言葉をTVの朝ワイドで耳にした。
今までコロナによる自粛生活のため買い物も旅行も思うようにできなかった人たちが
緊急事態宣言解除を受け自粛でたまったウップン、ウラミを晴らすように(リベンジ)、高級品を買ったり豪華な旅行へ行くなど派手な消費にはしることをいうらしい。
番組では2000万の腕時計を買った人などが紹介されていた。
GOTOトラベルも再開したので遠方へ旅行に出る人も多いだろう。割安なので宿泊もグレードアップ、高級ホテルが人気らしい。
「リベンジ消費」すげー。どれだけウラミがたまってたんだよって話。
はじめてこの言葉を聞いたとき、何となくイヤ〜な気分がした記憶がある。
リベンジができるほどたんまりお金を持ってる人はいいとして、それほどお金がない人たちはどうやって不満を解消すればいいのだろう。
コロナの影響で失業したり収入がダウンした人たちだって大勢いるだろうに。
TVではコロナのあと景気は上向いているが依然として収入が上がらない人たちも多く、貧富の差が開いて二極化してきていると結論していた。
コロナ収束後は素晴らしい日々が待っているというわけでもけしてなさそうだ。自分が何となく不安に感じていたことが現実になりそうだ。
僕なんか自慢じゃないけど、コロナ前から自粛とさほど変わらない生活レベルだったので、緊急事態宣言期間中もふだんと同じような暮らしぶりだった。
ま、リベンジ消費に違和感を持つのは、たんにカネのない人間のひがみかもしれないけど。
ちまたには「富裕層な方々にいっぱいお金を使ってもらって経済を回してほしい」というトリクルダウンを望む声もあるようだ。
リベンジ消費、けして悪いことでもないのかも。
僕もコロナに限らず人生そのものに恨みつらみが多いので、やれるものならやってみたいもんだ、リベンジ消費。
考えてみれば、今までも仕事がつらかったりプライベートがキツくてどうしようもなかったころは、買い物でストレスを発散していたようなこともあった。
最近物欲がなくなってきてあまりムダな買物はしなくなったのはいいが、そのぶんストレスは溜まりつつあるようだ。
あー、リベンジしてー。