今回の休みもバタバタと慌ただしく終わってしまった。
休みの1日目は家から車で30分ほどの町へ出かけ、お茶を飲んだ。
ふだん仕事でしょっちゅう行き来している場所で、休みの日まで車を運転して来たいところでもなかったけど、ほかに行くとこもないので。
途中果てしなく広がる田園風景のなかを走る。田んぼは徐々に色づき始め、あちこちで刈り取りも終わっている。毎日クソ暑いけど少しずつ秋が近づきつつあるのを感じる。
2日目の午前中は映画を観に出かけた。近くの町のホールで月に一度、通常より安い金額で少し前の映画が見られる。
ここ1年ほど、コロナのためにずっと中止が続いていたが、二、三ヶ月前から感染予防対策を万全にしたうえで復活した。
今回の映画は「ひとよ」という作品。1年ほど前に上映が決まっていたがずっと延期が続き、やっと観ることができた。
地方のタクシー会社を舞台にした母親と3人兄弟の物語で、母親を田中裕子、兄弟は佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優といった面々が演じる。
殺人事件がからむ暗い内容だが、タクシー会社のセットや町の風景、主人公たちをめぐる人間関係など、細部までじっくり作り込まれた作品で見ごたえがあった。原作を読んでみたくなった。
コメダ珈琲で昼食を食べて帰宅、少し休んで夕方から2回目のコロナワクチン接種に出かけた。
場所は家から車で20分ほどの団地の中の小さなクリニック。
昔からある古い団地でクリニックも高齢者の方たちで待合室がいっぱいだ。
少し待ったあと診察室へ通され、左の二の腕に手早くワクチンを打たれる。
前回もそうだったが、普通の注射とくらべ、打たれる瞬間に鋭い痛みを感じる。打った痕に四角い絆創膏を貼られ、手で揉んだりしないようにと注意を受け、クリニックをあとにする。
気になるのは副反応だ。1回目の接種ではこれといった変化はなかった。
先に2度の接種を済ませた母もとくに副反応が出た様子はない。
今までとそれほど変わらない生活を送っていても感染しないし、うちの一家は免疫力みたいなのが強い家系なのかもしれない。
精神科で安定剤をもらっていた時期があったが、飲んでもぜんぜん変化はなかった。ひとによっては何も手につかないほど頭がボーッとなってしまうらしいが。
言葉を変えれば「鈍感な体質」なのかもしれない。
入浴はOKということなのでその晩はジムへいって汗を流す。
ひと眠りしてもうすぐ朝方。打たれた痕が少しズキズキするくらいでとくにこれという変化はない。
副反応がひどければ会社に連絡してもう1日休もうと思ってたが、どうやらふつうに仕事できそうだ。
それはそれでちょっと残念なような。