深夜、バイトから帰る途中、激しい土砂降りに巻き込まれる。
僕の車はコンバーチブルだがけっこう年代ものなので、カンバス屋根とウインドウの間にかなりの隙間があいている。
そこからとんでもない勢いで雨が吹き込んでくる。雨漏りというレベルを軽く超えて普通に正面から雨を浴びてる状態。顔から上半身からビショビショになった。前を走る車のランプが水しぶきでよく見えない。
しかし20分も走り続けると雨は嘘のようにやんでしまった。どうやら雨雲の下を抜けてしまったらしい。路面を見てもアスファルトが乾いている。
家へ向かう途中でコンビニに寄った。。駐車場で降りると自分の車だけ水滴にびっしり覆われている。なんだか妙な感じだった。
最近のゲリラ豪雨ってすごく狭い範囲をピンポイントで狙ってくる。となりの町とこちらとで天気が全然ちがうなんてことも普通だ。
家についてみると夜空には鮮やかな三日月。吹き抜ける風もひところにくらべ涼しくなっている。
ひと雨ごとに秋の気配が深まるなどとよく言われるけど本当だな。これからは寝苦しい夜も減っていくだろう。