コロナで町のイベントなどがガタ減りしたせいもあり、
新しく始めた陸送の仕事も忙しくて
このところ地域情報紙のライターの仕事はほとんど開店休業状態だった。
仕事がなければ編集部と連絡をとることもない、連絡をとらなければ新しい仕事も入らないの悪循環で、すっかりライター業からは遠ざかっていた。
いくら書きたくても依頼がなければ書く場所がない。ライターを名乗るわけにもいかない。
自分としてはこのまま足を洗ってもいいかなと思っていた。
新しく陸送の仕事についたことは編集さんには話していないが、このところ忙しくなってあまりできそうにないとメールで伝えたらほんとに仕事の依頼がぱたりと途絶えた。
一生懸命やっててもこんなことがあるとやはり自分なんか使い捨てライターか、と気落ちしてしまう。
まあ、この仕事も断続的にではあるがもう10年以上続けており、正直自分としては新鮮さを感じられずマンネリ化していた。
それでも編集から依頼が来れば自分もまだ必要とされていると思い、ついやる気を出して引き受けてしまう。
そんな感じでダラダラ続けていたが、陸送の仕事で週5働くようになったら取材の時間もなかなかとれない。以前のコンビニで深夜バイトしてたころとは事情がちがう。
たとえば地域イベント取材の仕事が減っても、編集のほうから別の仕事をまわしてくれるなりすれば、ほかの仕事なんかせずにライター業だけでやってくことも可能かもしれないのに。
まあフリーペーパーなんかそれほど儲かってるわけでもないので仕事が豊富にあるとも思えないが。
とりあえず静観の構えでいたが、昨日ふいに編集さんからメールが。仕事の依頼だ。もちろんOKする。
マンネリだのなんだの言いつつ、やっぱり頼まれるとイヤとは言えないんだよなあ‥‥。