病院も退院したしコロナ感染者数もかなり減ってきたので久しぶりに日曜、車で遠乗り。およそ半年ぶりに八王子まで行った。
着いたのはちょうどお昼どき。以前来たときに見つけた「かごの屋」という和食レストランへ。
ここで食事するとお店の駐車場が3時間無料になる。あたりを散策するには好都合だ。
お店を出て少し歩いたところでさっそく古書店を発見。「古書むしくい堂」というユニークな名前のお店だ。
八王子は古くから栄えていた町だ。むしくい堂さんも歴史あるお店なのか、かなり古めの貴重な本がそろっている。
ただしブックオフあたりとはちがってそれなりにいいお値段だ。ま、古書マニアの人にはごく普通の値段なのだろうけど、僕はただのビンボーな本好きなので。
それでも特価本を含め4冊で千円を越え、ふだんのブックオフとは段違いの散財をしてしまった。
むしくい堂さんの書棚がいい本ぞろいで見ごたえあって、つい時間も忘れて見入ってしまい、ほとんど散策もできずにかごの屋さんの駐車場に戻る。今度来たときは街歩きもしよう。
市街地を離れ陣馬街道を山あいへと入っていく。陣馬高原という高原があるらしい。
途中に童謡「夕焼け小焼け」の発祥地があり「夕焼け小焼けの里」と呼ばれているそうだ。
ずっと昔に一度来たことがあって、その時は公共の施設のようなところで入浴した。そのときの建物が残っていてびっくりしたような懐かしいような。
さらに奥へ進むと道はしだいに狭くなっていく。リュックを背負ったハイカー風の人たちを何人か見かける。どうやらこの先は登山道のようだ。これ以上は車では入れないと判断、引き返す。
山を下り、ふたたび市街地へ。リサイクルショップを一、二件見つけ、のぞいてみる。古くからの町のせいかリサイクル品というより古道具が並んでいる感じだ。それなりに興味深くはあるが、あいにく骨董品蒐集の趣味はない。
そのかわりにCDがどれでも1枚100円というコーナーを発見。
まあ投げ売りしてるぐらいなのでたいしたものはないのだが、中に何枚かベスト盤がまぎれこんでいる。ヒット曲が揃ったベスト盤はブックオフなどでもなかなか値段を下げないものだが、この店ではベスト盤も何も関係ないらしい。
ふだんは絶対に手を出さないであろう浜崎あゆみやミーシャのベストとかを、1枚100円に乗せられてつい4、5枚も買い込んでしまった。
というわけで八王子買い物ツアー、まあまあの収穫だった。
帰りは八王子から滝山街道という道で、あきる野のサマーランドのあたりに出る。
20年以上前、夜間配送の仕事でこのへんを毎晩のようにトラックで行き来していた。その頃はまだ圏央道もなかったが、あきる野ICもできてすっかりあたりの風景も変わってしまった。写真はいまの様子だ。
むかしよく走った道を久しぶりに走り、時の流れも感じた日曜日の夕暮れだった。