給料がおりたので月に一度のぜいたくで母親を食事に連れて行く。
豪華にホテルのランチバイキングといきたいところだったが、前の晩、夜勤のバイトから帰ってひと眠りしたらもう昼近くでとても間に合いそうにない。
家から車で30分ほど走ると茨城県の守谷で、ふだんから買い物などでちょくちょく足を伸ばすのだが、
途中イタリア料理の店らしいレストランがあって、以前から前を通りかかるたびに気になってたので、今日は思いきって入ってみた。
こじんまりとした作りの店で、中に入ると近くに住んでる感じの人たちが何組か食事中。気軽に食べに来れる店のようだ。
800円のランチセットを頼むと、希望の品に野菜の盛り合わせがついてくる。これだけでもうお腹いっぱいだ。さらにデザートや飲み物をつけても1人1200円ほど。ホテルのランチにくらべて安上がりで助かった(笑)。
グーグルマップを見ると近くにけっこう大きな公園があるようなので食後に行ってみる。
どんなところか期待して行ったらただの空き地だった(笑)。近くを川が流れていてその河川敷にあたる場所らしい。それにしてもあまりにも何もなさすぎる。
拍子抜けしたがともかく日陰に車を停めて降りてみた。足元に大量のシオカラトンボが飛んでいる。シオカラトンボなんか見るのは子どものとき以来かもしれない。
近くの土手へ上ってみると遠くにくっきりと筑波山。家からでも見えるけどさらに大きく一望できる。
土手から降りてくると、地元の人らしいおじさんが近づいてきた。
僕らの車のナンバーを見て「春日部から来たのかい?」と気さくな感じで話しかけてくる。
一瞬、県をまたいで来てることに文句を言われるかなーと警戒したがとくにそんな様子もなくて、母親と何か談笑し始めたのでホッとした。
そのうちにおじさんはなにやらパンフレットを取り出して母親に説明し始める。パンフレットには「世界に平和を」みたいな言葉が大きく印刷されている。
どうやら宗教の勧誘が目的だったらしい。悪い人じゃなさそうなんだけど。信仰は自由だし。とりあえずパンフだけもらって退散する。
あちこちほっつき歩いてるといろんなことにでくわすもんだ。