日常ゴーゴー!

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「冬薔薇」感想。

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仕事は休み。ブログも1週間ぶり。

 

ちょっと最近の自分を見つめ直したいモードになってる。

 

日々の仕事をこなすだけでいっぱいいっぱいで毎日が過ぎていく。

 

とくにそれについて不満はないがプライベートはややおろそかになりかけてる。本読んだり映画見たり音楽聴いたりはコンスタントに続けてるんだけど。

 

1週間ぐらい前にはシネコンで「冬薔薇」という映画を観た。

 

主演は伊藤健太郎

 

車を運転中に事故を起こし、被害者をそのままに現場を去って「逃げ太郎」などと批判された若手俳優だ。

 

この作品が復帰作ということで本人には正念場にあたるのだろう。

 

役柄は横須賀のはずれの小さな港町に暮らす若者。

 

デザイナーをめざし専門学校に通っているが授業にはあまり真面目に出ず、かつてのチンピラ仲間につきあってヤバいことにも手を出しているという設定。

 

なんとなくチャランポランなイメージを抱かせる人物造型で、映画的にはそれが狙いなんだろうが、健太郎本人のイメージとしてはいまいちよくない方向に働いたのではないだろうか。

 

個人的な感想だが、健太郎の演技にあまり深みみたいなものが感じられず、ほんとうにチャランポランなだけの人物に見えてしまったことが損してたかなーと。

 

ま、本人の演技だけでなく演出や脚本にも責任の一端はあるかもだけど。ただの軽いだけのヤツじゃないんだぞというエピソードなり撮り方なりを入れることもできたのではと。

 

監督の阪本順治の作品では「半世界」が好きだったのだけど今回はちょっと及ばなかった感じだ。

 

主演俳優の演技をカバーするようにベテランの小林薫余貴美子を両親役に配置して見せ場をつくったり、脇の登場人物のドラマを膨らませたりしてるがかえって主演の未熟さが目立ってしまったような。

 

ま、罪を償って再出発した伊藤健太郎にはこれからも頑張ってほしいと思うが。フォローでもなんでもなく。自分もいろいろと失敗の多い人生だったので。

 

さて、今日一日の休みをどうやって過ごそうか。とりあえずブログ一本書いた。何もしないよりはいいだろう。