1日は映画サービスデーだったので近くのイオンモールへ青山真治監督の「空に住む」を観に行った。
青山真治監督は「ヘルプレス」「サッド・バケーション」とか、近年は菅田将暉主演の「共喰い」など、地方を舞台にした作品のイメージが個人的に強いけど、
この作品は都心のタワーマンションが舞台。モノトーン基調の部屋がオサレ感満点だ。
主人公の多部未華子が同じマンションに住むイケメン男優と親しくなっていくという、粗筋だけ聞くとただの若い女性好みの夢物語、大人向けのメルヘンじゃねーかと思ってしまう。
しかもそのタワマンは叔父さんのコネで入居できたとか、やや都合良さも感じる設定だが
でもまあ出版社勤めの主人公の仕事の周辺もきっちり描いていてそれほど浮わついた感はない。
仕事にやりがいをもち、一人暮らしの寂しさを飼い猫でまぎらわす多部未華子の姿に、自分を重ね合わせる同年代のOLの女性も多いことだろう。
主人公が都心に住んで郊外の職場まで通勤してるというライフスタイルも珍しい。しかも会社は近代的なオフィスなんかじゃなくて古民家改造風だし。
いろんなエピソードが盛り込まれてるんだけど、やや中途半端で食い足りない感じはあったな。
イケメン男優とこのあとどうなるんだろうとか、尻切れトンボみたいな物足りなさは残った。
自分はやや高所恐怖症気味なので、ああいうマンションはちょっと‥‥いや、もちろん住みたくても住めないかw