
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山というお寺では、春と秋の年2回手づくり市が開かれている。
そこで販売している人々と昨年ひょんなことで知り合った。
その方の厚意で地元の人間でもないのにこれまで2度ほど出店させていただき、自分の母が作った手編みや手づくりの品を置かせてもらっている。
10月末の日曜にその市が開かれ、今回も参加することになった。
前回、春の開催時はあいにくの雨にたたられ客足も少なかった。気温も低く、長時間じっと座ってお客を待っていると身体が冷えきってしまった。
持っていった商品もまったく売れず、すべてそのまま持ち帰る羽目に。
さんざんなめにあったので今回も天候がまず気になった。
予報をチェックするとどうやら当日は全国的に雨。
うーん、こないだの二の舞か。早くも気分が重くなる…。
当日朝、車に手編みのニットや手づくり品の詰まった袋や陳列に使うスチール棚などを積み込んで出発。やはり細かい雨が降っている。現地に着くまでにやむことを願いながら走る。
8時半ごろ妻沼聖天山前の通りに着。歩行者天国になる前に会場に車を横づけし自分たちの割り当てられたスペースに荷物を下ろす。
すべて下ろし終えて自分が車を駐車場所に移動するあいだ母が品物を並べ始めたが、戻ってきてもまだモタモタやっている。客商売に関してはシロート同然なので手間取っている様子だ。
早くも歩行者天国が始まり、お客が目の前を行き来し始める。
僕たちの両隣のスペースではすでにセッティングも完了し、道ゆくお客が足を止め、品物を手にとっている。
うーん、スタートから遅れをとってしまった…
さいわい雨も小やみになり、持ってきたものもぼちぼち売れていく。
となりのブースの人たちが自分の品を売る合間に「これ、いいわね」と母のものまでPRしてくれるおかげだ。妻沼のひとはあたたかい。前回のような売れ行きゼロにはならずにすんでひと安心だ。
あっという間に昼まわる。13時から近くでフリマ開催というチラシを発見。昼休みを兼ねて行ってみるとフリマというほど大規模でもなくガレージセールという感じだった。
高さ1メートル半ほどのスタンドミラーが300円で売りに出ていた。そういえば手編みのセーターを試着してみたいという客が何人かいて、鏡があればいいなーと話していたのを思い出し購入。LPも1枚100円で2枚買った。
慣れたせいか前回よりもあっけなく時間が過ぎて15時撤収。持ってきた品も半分近くはけたようだ。
母の手編みを褒める人も多かった。売れなくてもこういう声がやる気につながることは間違いない。
ただ商品を売り買いするだけでなく、お客と交流しながらダイレクトに反応がもらえるマーケットの面白さ。次回の春もまた出店するぞ!