日常ゴーゴー!

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週休2日。

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現在、仕事は毎週水、木を休みにしている。

 

先週、先々週は私用でもう1日余分に休みをとり、週4日しか仕事をしなかった。

 

今週からまた通常営業だ。週5日働くのかーと思うと気が重い。

 

水木休んで金曜から仕事始めなので、ふつうの人たちにとっての週末が自分にとっては週の始まりみたいな感じだ。

 

他の人々が1週間の仕事を終えて、ウィークエンドをエンジョイするぞー!と盛り上がっているのと真反対に、こっちは「今日から仕事かあ‥‥」とユウウツな気分で週末を迎える。

 

今日は土曜日。仕事で電車移動していても車内の人たちはどこかのんびりした雰囲気だ。うらやましい‥‥。

 

つい最近、「なぜ日本人は働きすぎるのか」という本を読んだ。

 

この本、出版されたのは1988年。バブルの80年代の真っただ中だ。

 

当時の事情が今とずいぶん違うのが読んでて非常に興味深かった。

 

ま、昔も今も日本人は働き過ぎと言われ、たいして変わってないようにも思えるが

 

年功序列、終身雇用が当たり前だったあのころは、一度就職したら死ぬまでその会社に所属しなければならなかった。

 

今のようにネット、SNS上のつながりや地域での人間関係など皆無に等しく、サラリーマンは仕事だけでなくプライベートでつきあうのも会社の人間がすべてだった。

 

そして問題となるのはやはり長過ぎる労働時間だ。

 

今ではごく当たり前の週休2日が、当時はまだなかなか行き渡っていなかった。

 

80年代後半、僕も人並みに小さな会社に就職したが、面接のとき社長がさも自慢そうに「ウチは月2回週休2日だぞー」と言っていた。

 

その会社は1年ほどで辞めてしまったのでその後完全週休2日になったかどうか知らないけど。

 

当時のオッさんサラリーマンたちは「2日も休むと月曜日に出社してもなかなか仕事モードに戻らない」みたいにボヤいていたが、今ではあまりそういうことを言う人もいなくなった。

 

肉体的にも精神的にも週2日休むのが完全にデフォルトとなってしまったのだろう。

 

高度経済成長やバブルのころを「いい時代だった」と評価したり懐かしむ人も多いが、やはりただ働くだけの人生が普通だったあのころはいい時代だったと思えない。

 

今は今でまたさまざまな問題があるけれど、少なくとも、

 

終身雇用でなくても一生アルバイトでも、あるいは仕事してなくてもオーケー、みたいな多様な働き方が許される空気になってきたのは、昔よりいいのではないかと思う。

 

さあ、土日も頑張って働かないと。