日常ゴーゴー!

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図書館再開。

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去年の終わりごろ、近所の図書館でいつものように何冊か本を借りた。

 

そのあと2度目の緊急事態宣言が出てしまい図書館はずっと休館。本を読み終えても返却に行けずじまいだった。

 

休館中でもブックポストへ返せばいいのだが、やはり返却に行ったついでにまた本を借りてきたいし。

 

ようやく緊急事態も解除になったので昨日久しぶりに図書館へ足を運んだ。およそ3ヶ月ぶり、今年に入ってから初めてだ。

 

膨大な量の本が並ぶ書架の前に立ち、さて、いったい何を読もうかと考えてしまう。

 

この1年ぐらいのあいだに、本に対する情熱がだいぶ薄れてしまったのを感じる。コロナ自粛であまり図書館に来れなかったせいだろうか。仕事が減ってヒマができたので、古本屋のほうは2、3日おきぐらいにのぞいてるんだけど。

 

あるいは年をとって若いころよりも読書への興味が薄れてきたのかもしれない。

 

本を選ぶ際に「この本を読むことにどんな意味があるのだろう」と自問することが多くなった。以前はとにかく面白そうだと思った本には飛びついていたのだが。

 

多読派と精読派があるとすれば、少しずつ精読派に移りつつあるのかもしれない。本当に読みたい本だけを読もう、そんな思いが強くなってきた。人生は有限だ。残り時間も減りつつある。

 

伝奇小説作家・山田風太郎のエッセイに「あと千回の晩飯」というタイトルの作品がある。ガンに侵された著者が、死ぬまでにあと千回ぐらいしか晩飯が食べられない。それならせめてうまいものを食べようというような内容だ。

 

自分も死期を悟ったら「あと千冊の読書」みたいな心境になるのだろうか。家にある積ん読本の量はとても千冊じゃおさまらないけど‥‥

 

図書館の休館中、おかげさまでだいぶ自宅の未読本が消化できた。もうしばらく図書館で借りるよりも自宅の本を優先したい。

 

などと思いつつ、また2、3冊借りてきてしまった。読まなければ‥‥。