おとといの緊急事態解除初日。
足立区北千住まで映画を観に行った。
電車で都内まで出るのは久しぶりだ。
なんだか解除されたあとの方が解除前よりも緊張感を感じる。もう第4波が始まってるという話も聞くし。
まあ北千住といえば都内といってもほんの玄関口のようなものなので、そこまで緊張することもないかもだけど。
北千住ではシネマブルー・スタジオという劇場でヴェルナー・ヘルツォーク監督の「フィツカラルド」という作品を観賞する。
この劇場ではいまヘルツォーク監督の特集上映中で前回は「アギーレ 神の怒り」を観た。
「フィツカラルド」も「アギーレ」も南米のジャングルを流れるアマゾン河が舞台。
濁流を漂うイカダや急流に巻き込まれる大型蒸気船など、CGもない時代にどうやって撮ったのかと思うような映像だ。
どちらも狂気のような情熱にとりつかれた男の物語だが、この映画の撮影じたい狂気じみている。
アマゾンに沈む壮大な夕陽やジャングルの奥に住む民族の暮らしなども描かれ、異国を旅しているような気分にひたれる作品だった。
映画のあと、帰途につく前に駅ビルの中にあるユニクロをのぞき、ネイビーブルーのパーカーを買った。
最近はほとんどリサイクルショップの古着ばかりで新品の衣類を買ったのは久しぶり。
しかも自分はモノトーン好きで、たいがい白や黒やグレーばっか。色のついた服を買ったのはほんとに10年ぶりぐらいだ。まあネイビーならモノトーンとも合わせやすいと思うけど。
これから春先で暖かくなってくるし緊急事態解除で表に出る機会も増えるだろう。新しい服で気分も一新したい。