手芸講師をしている母を車で教室まで送迎。月に二、三度こういうお務めがある。
母が手芸を教えるあいだ、2、3時間あたりをぶらぶらしながら終わるのを待つのが常だ。
今日も母を下ろしたあと国道沿いのブックオフへ。わりと時間があったのでいつもより念入りに棚を見る。それほど掘り出し物もなかったけれどDVD「恋ノ門」とムックを数冊購入。
それから近くのマックへ入り、書店員が自分の仕事や日常を綴った「書店の新井」という本を読む。ブログみたいな内容だけど何気ない文章だけに売り場の雰囲気が伝わってくる。
パソコンを開いて時間をつぶし、時間になったので店を出て母を迎えに。県境の橋を渡って帰宅。
まあいつも通りの平凡な一日だが、今日はなぜかいつもより穏やかな気分で過ごせた。
とくに変わりばえのしない、さほどいいことがあったわけでもないのに、なんだか気分は悪くなかった。
なんなのだろう。強いて言えば、秋晴れで過ごしやすい一日だったからだろうか。
敏感な人は天候によって精神状態も大きく変動し、気圧が低いと鬱が発症するなんて人もいるみたいだ。自分でも気がついてないけど、そういうものに左右されているのかもしれない。
どちらにせよ、この平穏な気分をできるだけ維持するよう努めたい。日常の中から悪い材料を見つけ出すことは簡単で、それこそいくつでもすぐにピックアップできるけど、良い材料もできるだけ努力して見つけ出そう。
家に帰ってくるのは夕方からそろそろ夜にさしかかる時間。
一日のうちでこの時間帯が一番好きかもしれない。今日も穏やかに一日が終わる、安らぎの夜が訪れる、みたいな。
もっとも自分の場合、夜からバイトなんだけど。
この穏やかな気分を保ちつつ、明日の朝まで働きたいものだ。
