夜勤のバイト明け、午前中は寝たり起きたりの繰り返し。
さすがにこのまま1日過ぎてしまうのは虚しいなと思い、何かないかと情報検索。
今日は夕方から阿佐ケ谷で以前から気になっていたイベントがある日だったので、もう満席かなと思いつつ問い合わせの電話を入れてみた。まだ余裕があるそうなのでその場で申し込み、急きょ都内まで出かけることになった。
地元から大宮駅へ出て新宿で中央線乗り換え。
山手線の東側というのは滅多に足を踏み込めない場所だ。皮肉なことに自分が住みたいような雰囲気の街というのもそのへんに集中している。
ネオ書房さんも昭和レトロな空気が漂う古書店さんだ。本意外にもソフビの怪獣人形とかマニアックなものが並んでいる。これらはみな現在の店主で「怪獣使いと少年」などの著作でライターとしても有名な切通理作さんの趣味なのだろう。
その切通さんがさまざまなゲストを呼んで語り合うイベントが夕方からスタートした。参加者は切通さんの主宰するライター講座の受講生の方々も含めおよそ10名。
当日行ってみると、さる創作講座で顔見知りになった方も偶然いらしていて世間は意外に狭いものだと感じる。
さて、今回のゲストは同人誌制作から出発し、このほど出版社からも著作を出したという手条萌さん。
現在ウイークデーはフルタイムで働きながら、並行してお笑い評論などの同人誌も出し続けているという。
話をうかがうと金銭的にも自転車操業、時間的にも仕事との両立で、けっこうシビアな感じを受けるが、本人が自分の好きなことを追求してるのがひしひしと伝わってきてあまり苦労は感じられない。
コロナの影響もあって、ここ最近自分もやる気をなくしかけていたが、まだまだ自分なんか全然甘いと感じさせられた。
発表する場がなきゃ自分で発表する場を作ればいいじゃん、てことだ。
今日の手条さんのように頑張っている人を見ると勇気づけられる。それだけでも交通費と時間をかけてこういったイベントに足を運ぶ甲斐はあると思った。