日常ゴーゴー!

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神保町でウォンチュー!

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清澄白河の深川江戸資料館をあとにして神田神保町へ出る。

 

若い頃から古本屋めぐりをしていた、自分にとって都内ではホームグラウンドのような街だ。

 

とはいえ最近はすっかり縁遠くなった。仕事は地元、古本買うのは近所のブックオフばかり。しかも最近はコロナがこわい。

 

久しぶりの神保町は新しいオフィスビルが増えて古書店の数も減り、街じたい洗練された印象だ。

 

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それでも何軒かの古書店は健在で、日曜にもかかわらず店を開けている。歩きながら店の外に出ている特価本の棚をのぞき数冊買い込む。だんだん荷物が重くなっていく。

 

古書店の二階にあったブックカフェでひと休み、もう少し歩いて神保町シアターという映画館へ。

 

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いつごろできたのか知らないがたぶん最近できたのだろう。SFチックな建物だ。吉本の劇場と併設らしい。

 

いまは80年代の邦画を特集上映中。夕方から片岡義男原作の角川映画「スローなブギにしてくれ」を観た。

 

そう、映画を観てなくても80年代を過ごした方なら、あの頃毎日のようにテレビから「ウォンチュー、ウォンチュー」とハイトーンボイスのテーマ曲が流れていたのが記憶にあるはずだ。

 

この映画、デビューしたての浅野温子古尾谷雅人という当時の美女とイケメンカップルを揃え、いかにも正統派の青春映画だと思いきや‥‥

 

結論から申しましょう。2人の間に割って入る山崎努の映画です。

 

何も知らないで観た人はこの映画の主演は古尾谷じゃなく山崎のほうだと思うでしょう。

 

そのくらいこの映画の山崎努はカッコいい。ま、見ようによっては鼻持ちならないキザな親父だが‥‥

 

自分もこんな風なちょい悪オヤジになってみたいと思わせる。年齢はどっこいどっこい、ヘタするとこっちのほうが上なんだから。

 

この映画で山崎努はアメ車のムスタングを乗りまわしているのだが、この日自分がかぶっていたのがたまたまムスタングのキャップだった。

 

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帽子だけはちょい悪の資格ありってか‥‥?