日常ゴーゴー!

ただただ日常の記録に徹するブログ。

サクラ見おさめ。

 

f:id:nanasee:20210406223955j:image

 

おとといの日曜日、このへんではもうほとんど桜は散ってしまっていたが、

 

最後の悪あがきで二ヶ所の桜の名所をまわる。場所は茨城県だ。

 

まず訪れたのは取手市の水神岬公園。

 

f:id:nanasee:20210406224013j:image

 

小貝川のほとりにあり、広々とした水面をバックに一面の桜が広がる。

 

はずであったが、行ってみるとすでに盛りは過ぎていた。

 

この時期は例年桜まつりが開催されていて屋台が出たりにぎわっているが、おそらくコロナの状況下でまつりも2年続けて中止だったにちがいない。

 

まあお祭りは中止でも花のほうは咲くから、人出はあったと思うけど。

 

残念な結果ではあったが、せっかく小一時間車を走らせて茨城まで足を伸ばしたので、あきらめきれずにもうひとつの桜スポットに望みをたくす。

 

水神岬から小貝川を渡ってつくばみらい市に入り、少し走ったところにある「きらく山」というスポットだ。

 

f:id:nanasee:20210406224038j:image

 

名前のとおり小高い山の上にある。はじめテレビで紹介されていたのを見て知り、これまで二度ほど来てみたが、桜の季節に来るのは初めてだ。

 

芝生の丘から常総の風景が一望でき、段々もできているので歩いて下まで降りていくこともできる。芝生の一角にはSLも静態保存されている。テニスコートが隣接しバーベキューなどもできるようだ。

 

f:id:nanasee:20210406224112j:image

f:id:nanasee:20210406224142j:image

市民の憩いの場所という印象のスポットだが、ここもほとんど葉桜でした。うちの地元よりもだいぶ北に位置しているのでまだ大丈夫だと思ってたんだけどなあ。

 

来年の春にはまた見に来れるだろうか、などとぼんやり考えながら、きらく山をあとにする。

 

この年になると、竹内まりやの歌みたいに「満開の桜を、この先いったい何度見ることになるだろう」みたいな心境になってしまう。桜は咲いたらすぐに散ってしまうので、はかなさもひとしおだ。

 

あまり花を愛でるような性格でもないんだが、また一年後に桜を見ることを心の支えにしながら、ひとは日々を生きていくんだろうなあ。

 

帰途につきながら守谷市の喫茶店で一服。守谷は家からわりと近いので用もなくぷらっと来ることが多く、この店もよく入っている。

 

茨城から千葉をかすめ埼玉の自宅に帰宅。3時間ほどのドライブだが三県またにかけてしまった。

 

 

 

飯田橋の名画座ギンレイホール。

f:id:nanasee:20210403001211j:image

 

都内飯田橋ギンレイホールという劇場へ「メイキング・オブ・モータウン」「ネクスト・ドリーム  ふたりで叶える夢」の二本立てを観に行った。

 

名画座もすっかり数を減らしたが、ギンレイは数少ないその生き残りのひとつ。

 

最近は自分も郊外のシネコンばかりでギンレイもすっかりご無沙汰してた。一番熱心に通っていたのは30代なかばぐらいだろうか。

 

二十歳前後のころはヒマがあってもカネがなく、旧作映画が二本立てで観られるギンレイは有難い存在だった。大林宣彦監督の尾道三部作などもこの劇場で観た記憶がある。

 

映画を観ていたら突然建物がグラグラと大きく揺れたことがあった。ちょうど新潟の中越地震が起きたときだった。

 

そんなことを思い出しながら地下鉄から地上に出る。

 

飯田橋の街じたい電車を降りて歩くのは久しぶりだ。最近かなり駅周辺が変わったと聞いていたが、それほど変化した印象はなかった。

 

平日だがコロナのせいか人の量はいまいちだ。街そのものが以前よりもちょっと静まりかえっている感じだった。

 

少し時間があったので外堀通りに面したブックオフを軽くのぞく。

 

昔は思想書の名著と評判が高かったジャン・ボードリヤールの「消費社会の神話と構造」が特価本の棚で投げ売りされていた。哲学や思想の世界にも流行りすたりがあるのだろうか。少し気の毒になって購入。

 

となりのベローチェ・カフェで時間をつぶし、角を曲がったところにあるギンレイへ。

 

f:id:nanasee:20210403001151j:image

 

うーん、昔のまんまの店構え。中に入ってみると前の座席との間隔がせまく、スクリーンの前にはカーテンがかかっていて「そうそう、映画館てこういう雰囲気だったよな」と記憶がよみがえる。

 

お客の数が多いのにも驚いた。近所のシネコンなんかいつでも客は数人なのに、ここでは半分近い席が埋まっている。感染防止のために席をひとつおきに間引いているので実質ほぼ満席の状況だ。

 

客席が暗くなると目の前のカーテンが左右に開き、文字どおり映画の開幕だ。

 

今日かかっていたうちの一本はソウルミュージックR&Bの大御所モータウンレコードの歴史をたどるドキュメントで、休憩時間中も場内にはオールディーズバットグッディーズなモータウンナンバーがガンガンにかかっていた。

 

ふだん地元から出ないのでどうしても都内は敷居が高いんだが、近所のシネコンじゃかからないような作品もやってるし、これからはまめに足を運びたい。ギンレイのような劇場がこの先も残っていてほしいしね。

映画「ノマドランド」。

f:id:nanasee:20210402084736j:image

 

きのう4月1日は映画が割引で観られるサービスデーだった。

 

前々からこの日は「ノマドランド」を観に行こうと決めていたが、週の真ん中の夜勤二連チャンと重なってしまった。

 

午後一番の回を観るつもりでいたが、朝方まで働いていたため半日寝てしまい、ようやく目が覚めたのは夕方。なので夜勤入る前に夜からの回を観に行った。

 

ノマドランド」は家を失った車上生活者たちの物語と聞いていたので、さぞかし陰惨な映画だろうと思ってたら真反対で、むしろ癒やし系の作品だった。

 

何よりフランシス・マクドーマンド演じる主人公の高齢女性がポジティブで前向きだ。住むところを追い出され仕方なくというより、むしろ積極的に大型のヴァンで住みなれた町をはなれていく。

 

驚いたのは一人前のノマド?になるための訓練所があること。ベテランノマドの指導のもと、放浪生活の心得やハウツーを学ぶのだ。

 

アメリカには昔からヒッピー文化の伝統があり、人里離れたコミューンで共同生活を送ったりしている。僕が見た感じではノマド訓練所もその流れにあり、自給自足のDIY精神に満ちている。主人公をはじめノマド仲間たちは一人として悲壮感がなく、根無し草のような暮らしをそれなりに楽しんでいる。

 

この映画に登場するノマドたちは主人公を含め、みな人生の終盤にさしかかった人たちだ。不思議と若者は出てこない。むしろノマドな生き方って、そういう社会の第一線を退いた人たちにこそふさわしい気がする。若い世代はまだまだ現実を生きるのに精いっぱいなのだ。

 

彼の国では年をとり仕事をリタイアすると、それまでの家を処分したりして大型のキャンピングカーを買い、全米を放浪してまわる人が多いそうだ。だからもう、このノマドスタイルは今に始まったことじゃないんですね。

 

ちなみに向こうではキャンピングカーのことをモーターホームと呼ぶらしい。車ではなくエンジンとタイヤのついた家。これなら車上生活などと誰にも言えないだろう。発想の逆転だ。

 

映画を観ながら、ひとつの場所に縛られることのない自由気ままな人生を夢想してみる。その気になれば意外と難しいことではないだろう。

 

あなたの人生を変えるかもしれない、特別な作品。それが「ノマドランド」のキャッチコピーだ。たしかにこれからの自分の生き方について真剣に考えてみたくなる映画だった。

 

観終わってそのまま夜勤に入り、朝まで働く。

 

変わりばえのしないマンネリな仕事に追われながら、やはりあの映画みたいな生き方はできないわなと心がしぼむ。

 

夜が明け、また新しい1日。

 

今日はバイトも休みだ。ほんの1日だけの放浪の旅に出てみようか‥‥。

 

 

 

 

 

 

心機一転、しても憂うつ。

f:id:nanasee:20210401090617j:image

 

新しい月に入った。いよいよ春本番だ。

 

冬場は夜勤バイトを終えて帰るときもまだあたりは真っ暗だったがすっかり明るくなった。

 

4月というと新入学、新入社などでキラッキラのニューフェイスが社会へわっと出てくる時期だ。まるで冬眠から覚めた動物や虫のように(この例えはあまりよくないか)。

 

テレビでもこの時期やたら家具や電化製品のCMが増える。たいていそういうCMが映し出すのはオシャレでピカピカな家具や家電に囲まれた部屋での優雅な生活だ。

 

ターゲットはもちろん親元を離れて一人暮らしを始めた若者や新たな土地に転勤するビジネスマン。「暮らしを一新しましょう!」とさかんにあおりたてる。

 

そんな広告を目にするたびにもうニューフェイスには戻れない僕はやや憂うつな気持ちになる。

 

世の中に出てウン十年、今さら「新生活」というわけにもいかないだろう。

 

この「新生活」という言葉もなかなか複雑な感情を抱かせるワードで、

 

「いつまで古い生活をしてるんですか、早く新しいものに変えなさい!」と尻を叩かれるような気分にさせられる。十年一日変わりばえのない暮らしをしてる人間もとりあえず新生活に変えなきゃいけないみたいな。

 

まあ転職だけは激しかったので、そのたびに新生活してたようなもんだが。名ばかりニューフェイスかw

 

冬を乗り越えて陽気がよくなり、フレッシュな若者たちが社会にはばたくこの季節は、また1年が巡りひとつ年をとることを否応なく実感させる季節でもある。

 

春先に体調を崩したり精神的に不調の波に襲われる人が多いというのもそのせいだろう。季節も人も輝いて見えるのに、それにひきかえこの自分は‥‥みたいに思ってしまうのだ。

 

せめて来年、また桜の花が見られることを祈りながら、この変わりばえのしない日常をどうにか乗り越えていこう。

 

心機一転といいつつ、やや暗めな内容になってしまった。

 

 

サクラ満開。

f:id:nanasee:20210329171920j:image

 

今年も各地で桜が咲き始めた。関東地方はすでに満開だ。

 

若いころは花なんかまるで興味はなかった。

 

30代後半から添乗員の仕事をしばらく続け、花見のツアーなどであちこちの桜の名所へ出かけた。

 

そういうツアーでもっとも重要なのが花の開花状況で、満開の時期にあたれば当然お客も大喜びする。

 

お客が喜べば自分も働いていて気分がいいし、そんなところから少しずつ花の咲き具合などに関心を持つようになったのだろう。添乗員をやめてからもプライベートでよく桜を見に出かけている。

 

今年も桜が見頃を迎えたので、おとといの土曜の休みに千葉県成田まで花見を兼ねてドライブした。

 

成田に行くといつも立ち寄る、小高い場所にある喫茶店で軽く食事。店の駐車場の桜もきれいに咲いていた(写真)。

 

成田には桜の丘という花の名所があると聞いていたので探しながら行ってみた。ようやく見つけたが、ちょうど花が満開で土日ということもありすごい混雑。駐車場に入ったが車停めるスペースもないのであきらめて出てくる。また来年あたり来ることにしよう。

 

かわりに空港から近い東雲の丘という場所に行った。

 

ここは飛行機の離発着を真近で見物できるスポットで、以前一、二度来たことがある。

 

コロナが広まってから飛行機の便もだいぶ減っているらしく、この日は一機しか飛び立つ姿を見られなかったが、丘の上にはカメラを構えた飛行機ファンが集まっていた。遠くに桜並木も望むことができた。

 

桜の丘での花見は残念ながらできなかったものの、ドライブしながらあちこちで満開の桜を見ることができた。

 

これから徐々に桜前線が北上し、北のほうで桜が見頃を迎えるのであと一、二回ぐらいは花見ドライブができるかなあー。

図書館再開。

f:id:nanasee:20210326082728j:image

 

去年の終わりごろ、近所の図書館でいつものように何冊か本を借りた。

 

そのあと2度目の緊急事態宣言が出てしまい図書館はずっと休館。本を読み終えても返却に行けずじまいだった。

 

休館中でもブックポストへ返せばいいのだが、やはり返却に行ったついでにまた本を借りてきたいし。

 

ようやく緊急事態も解除になったので昨日久しぶりに図書館へ足を運んだ。およそ3ヶ月ぶり、今年に入ってから初めてだ。

 

膨大な量の本が並ぶ書架の前に立ち、さて、いったい何を読もうかと考えてしまう。

 

この1年ぐらいのあいだに、本に対する情熱がだいぶ薄れてしまったのを感じる。コロナ自粛であまり図書館に来れなかったせいだろうか。仕事が減ってヒマができたので、古本屋のほうは2、3日おきぐらいにのぞいてるんだけど。

 

あるいは年をとって若いころよりも読書への興味が薄れてきたのかもしれない。

 

本を選ぶ際に「この本を読むことにどんな意味があるのだろう」と自問することが多くなった。以前はとにかく面白そうだと思った本には飛びついていたのだが。

 

多読派と精読派があるとすれば、少しずつ精読派に移りつつあるのかもしれない。本当に読みたい本だけを読もう、そんな思いが強くなってきた。人生は有限だ。残り時間も減りつつある。

 

伝奇小説作家・山田風太郎のエッセイに「あと千回の晩飯」というタイトルの作品がある。ガンに侵された著者が、死ぬまでにあと千回ぐらいしか晩飯が食べられない。それならせめてうまいものを食べようというような内容だ。

 

自分も死期を悟ったら「あと千冊の読書」みたいな心境になるのだろうか。家にある積ん読本の量はとても千冊じゃおさまらないけど‥‥

 

図書館の休館中、おかげさまでだいぶ自宅の未読本が消化できた。もうしばらく図書館で借りるよりも自宅の本を優先したい。

 

などと思いつつ、また2、3冊借りてきてしまった。読まなければ‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの都内&買い物。

f:id:nanasee:20210324124746j:image

 

おとといの緊急事態解除初日。

 

足立区北千住まで映画を観に行った。

 

電車で都内まで出るのは久しぶりだ。

 

なんだか解除されたあとの方が解除前よりも緊張感を感じる。もう第4波が始まってるという話も聞くし。

 

まあ北千住といえば都内といってもほんの玄関口のようなものなので、そこまで緊張することもないかもだけど。

 

北千住ではシネマブルー・スタジオという劇場でヴェルナー・ヘルツォーク監督の「フィツカラルド」という作品を観賞する。

 

この劇場ではいまヘルツォーク監督の特集上映中で前回は「アギーレ  神の怒り」を観た。

 

「フィツカラルド」も「アギーレ」も南米のジャングルを流れるアマゾン河が舞台。

 

濁流を漂うイカダや急流に巻き込まれる大型蒸気船など、CGもない時代にどうやって撮ったのかと思うような映像だ。

 

どちらも狂気のような情熱にとりつかれた男の物語だが、この映画の撮影じたい狂気じみている。

 

アマゾンに沈む壮大な夕陽やジャングルの奥に住む民族の暮らしなども描かれ、異国を旅しているような気分にひたれる作品だった。

 

映画のあと、帰途につく前に駅ビルの中にあるユニクロをのぞき、ネイビーブルーのパーカーを買った。

 

最近はほとんどリサイクルショップの古着ばかりで新品の衣類を買ったのは久しぶり。

 

しかも自分はモノトーン好きで、たいがい白や黒やグレーばっか。色のついた服を買ったのはほんとに10年ぶりぐらいだ。まあネイビーならモノトーンとも合わせやすいと思うけど。

 

これから春先で暖かくなってくるし緊急事態解除で表に出る機会も増えるだろう。新しい服で気分も一新したい。